Case Details

事例詳細

リユースカップの導入による環境負荷軽減

プロジェクト概略
当社グループでは、オフィスなどの顧客の施設内で従来使用していた使い捨て容器(紙コップ・プラスチックカップ)から、繰り返し使用のできる「リユースカップ」の導入を提案し、顧客の廃棄物発生量の削減・環境負荷低減に向けた取り組みを支援しました。

Problem課題

利便性の高い使い捨て容器から、環境を考えたリユース容器への切り替え

オフィスや商業施設で多量に使用される容器は、その利便性などから紙コップなどの使い捨て容器(ワンウェイ容器)が主流となっています。環境負荷の低減のためには、使い捨て容器の使用を控え、繰り返し使える容器を使用することが、廃棄物の排出量やCO2発生量の抑制につながる最も良い方法ですが、その導入にはハードルがあり、中々導入が進んでいないのが実態です。

使い捨て容器は、洗う必要がなく、且つ購入に伴うコスト負担も低いことから、オフィスなどで広く使われている一方、繰り返し使える容器は、オフィスに洗浄場所や保管場所がない、洗浄手間や自宅に持ち帰る手間が発生する、コスト負担も紙コップと比べると高くなるなど、導入にはいくつもの越えなければいけない課題があります。

当社では、繰り返し使えるリユースサービスを顧客に提案する時には、これらの課題の解消を、いかに顧客の負担増を伴わずに実現するのかという観点から、最適なソリューションを検討いたしました。
例えば、都内の顧客の多くは、洗浄や保管するスペースの確保が難しいことが多いのが実態です。よって当社から使用後のカップの回収~洗浄・乾燥~納品まで一貫したサービスを提供することで、顧客は使用後の紙コップを「ゴミ箱に捨てる」という行動を「専用の回収BOXに返却する」という行動に替えていただくだけで、気軽にリユースサービスを導入・実現できることを提案しました。また、サービス提供のボリュームや東京都・環境省の補助などを活用することによって、使い捨て容器と同程度のコストでサービス提供も可能となり、導入ハードルをグッと下げることができます。

紙コップの場合

 

リユースカップの場合

リユースカップを導入することで、環境負荷の低減という大きなメリットもあります。紙コップの多くは、可燃ごみとして焼却処理されてしまうことが多く、顧客の全体的なリサイクル率を押し下げる結果となっています。リユースカップを導入することで、可燃ごみの排出量を減らすとともに、全体のリサイクル率向上に寄与する取り組みとなります。
さらに、リユースカップ使用によるCO2排出量は紙コップ使用によるCO2排出量と比較し、約80%の削減効果があることが分かっており、CO2排出量の削減に向けた取り組みとしてこのサービスを利用する顧客も増えています。

発現のメリット

Summary総括

環境負荷を低減させるためのリサイクル方法に関する問い合わせをきっかけに、「発生してしまった廃棄物をリサイクルする」という考えではなく、「廃棄物の発生を抑制(リデュース)する」という考えに切り替えた結果、リユースサービスのご提案により、従来の方法と比較して大幅にCO2削減が可能なサービス提供につながりました。顧客と密にコミュニケーションをとり、顧客のニーズに寄り添い、廃棄物やリサイクルという従来の枠組みに捉われることなく、最良の方法で循環型社会の構築に貢献してまいります。

Partner当社グループの関与企業

【代表企業】
テラレムグループ株式会社
株式会社市川環境エンジニアリング

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